Netflixのドキュメンタリーで「ガンサーの遺産」という作品がある。
ガンサーの相続金 | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト
大富豪の遺産を飼い犬が相続し、その資産を管理する男性がカルトまがいの集団を作っていったその裏側を追ったドキュメンタリー。
この作品のタイトルである「ガンサーの遺産」の「ガンサー」が巨万の富を相続した犬の名前で、オリジナルのタイトルの表記は「Gunther's Millions」となっている。
「Gunther」を「ガンサー」と読んでいるのだが、動画の中の日本語字幕では「ギュンター」と表記され、動画の中の登場人物の発音を聞いていると「ガンサー」「ギュンター」だけでなく「ガンター」とも聞こえてくる。
ガンターといえば、コメディ・ドラマ「フレンズ」の中に出てくるカフェ・セントラルパークの店員ガンターを思い出す。ドラマの中ではちょっと風変わりな店員として描かれていた。彼の役名の表記も「Gunther」だった。
WikipediaによるとGuntherはドイツ語圏の男性名で、ドイツ語読みでは「ギュンター」、英語読みだと「ガンター」となるらしい。
フレンズの中での風変わりな行動を笑われていた男性の名前がドイツ系であるというのは、いわゆる民族的なステレオタイプへのいじりだったりするんだろうか(日本人がツリ目に出っ歯でカメラ持ってる、みたいな)。それは考えすぎか。
もう少し調べたら、他にもいろんな言語での読み方を紹介しているページがあった。
言語によってこんなにたくさん読み方があるのね...。
- ハンガリー語のギュンテール
- わかる
- イタリア語のグエンテール
- まあわかる
- フランス語のギュンテ
- まあわかる
- ポルトガル語のゲンテル
- まあまあわかる
- オランダ語のヒュンター/フュンター
- わからない
- スぺイン語のヘンテル
- わからない
色んな読み方があるのは分かったけれど、「ガンサー」という表記は何が由来なんだろうか。あと作品のタイトルと、作中での日本語訳が違っているのはなんでなんだろうか(単なるミスかしら...)。気になる...。
(蛇足)
フレンズでガンターを演じていたジェームズ・マイケル・タイラーさんは、がんの闘病のすえ59歳で2021年に亡くなられていた。「フレンズ:ザ・リユニオン」という同窓会番組に出演されていたのだがまさかご病気だったとは。Zoomで出演されていたのはコロナ対策だと思っていたけどそうではなかったらしい。R.I.P.
「フレンズ」ガンター役のジェームズ・マイケル・タイラーが死去 ジェニファー・アニストンらが追悼 | cinemacafe.net