キニナリゴト

気になったニュース、本、映画、ドラマなどのメモ

(実際の商品とは異なります)

商品パケージに小さい文字で書かれている「実際の商品とは異なります」とか「パッケージはイメージです」とかいう類の文字。そんなこと分かってるわ!というときもあれば、商品の中身がパッケージから絶妙にダウングレードしているときは「まあ書いてあるしな...」って納得させられる効果もあったりするアレ。

商品パッケージだけでなく、ゲームの発売前情報の映像にも「画面は開発中のものです」って文字が入っていたりする。

最近気になっているのが、映画の予告編の映像と本編での映像が違うパターンのやつ。あんまりないんだけど、これまでにアレ?って思ったケースが2回あって、両方ともMCUの作品だった。

ひとつは「ソー : バトルロイヤル」の予告編。

映画『マイティ・ソー バトルロイヤル』日本版予告編 - YouTube

開始13秒くらいにある、投げつけられたムジョルニアをヘラが片手で受け止めて壊すところね。予告編では街の路地裏っぽい雰囲気のところで壊しているのだけど、本編だと草原のシーンに変わっている。これは連続するシーンで、予告編の段階ではソーのお父さんであるオーディーンが街なかでホームレスになっている描写があったのだが、これが試写で不評だったので、草原に変わった、ということらしい。

もうひとつは「スパイダーマン / ノー・ウェイ・ホーム」の予告編。

『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』予告3 1月7日(金)全国の映画館で公開! #全ての運命が集結する ── - YouTube

開始2分15秒くらいにあるスパイダーマンヴィランが対峙して戦うところ。予告編ではトムホスパイディしか写っていないが、本編ではトビーとガーフィールドスパイダーマンも写っていたところ。これは過去スパイダーマンが登場することが隠されていて、ネタバレ防止の措置だったようだ。まあ分からなくもないけど、であればそのシーンを出さなければいい話で、わざわざCGで消す(というかCG合成しない)パターンの映像を盛り込んでいるあたりは前述のソーのケースと違ってミスリーディングと取られても仕方がない気もする。

映画の予告編にも「製作中の映像です」って注意書きを入れてほしいということはまったくないのだけど、本編で使ってない映像を使ってお客さんを呼び込むのはちょっと気になるなあというはなし。